「一発試験」に挑むときの心得とは!?
みなさん気になりません?
今まで600人ほどの方の「一発試験合格」を見届けてきました。
その経験から、受験のための心得を紹介いたします!
参考にしてくださいね!
心得の条1 「覚え」は早く確実に!
「どんな人が早く合格しますか?」という質問をよく受けます。
皆さんやはり気になるところだと思います。
さまざまな要素が挙げられますが、まず一番いえることは『覚えが早い人』、または『早く覚えられるように努力する人』が比較的早く合格を引き寄せている!ということです。
例えば、ある日の練習の終わりに私が「次は1コースの練習に入りますから、コース図をみて道順だけを覚えてきてください。」と言ったとします。
次の練習日にちゃんと道順を覚えているひとは、サクサク1コースの練習が進みます。
覚えていない人は、道順を覚えながら法規走行手順を同時進行で覚えないといけなせん。これはかなりハードです。
しかし、その「道順を覚えながら法規走行手順を覚える作業』についていけない人は、バイクとコースの使用料と指導料を払った大切な時間にベンチに座ってコースを覚える作業に入ります。
これでは練習時間がかかってしまうのも当たり前です。
また試験本番で『自分はしっかり覚えている』との自信のある人は、心に余裕がある分合格が早いです。
心に余裕がある人は、例えばコース間違いをしたり、信号無視をする可能性が非常に低くなります。
反対に、例えばコースの道順に自信がない人は、道順ばかりに神経がいってしまい法規走行や課題走行で思わぬ大ミスをする可能性が高くなります。
なので、《覚えることはしっかり覚える!》
または、《しっかり覚えられるように努力をする!》
これがまず大切なポイントです。
心得の条2 「謙虚」な心で臨め!
これは特に乗車経験のあるひとに言えることです!
例えば長年400ccのバイクに乗っていた人が大型二輪750ccに挑戦します。
最初は情けないくらいに乗れないことだってよくあるのです。
なぜか?
実はその人が「自分で思っているよりヘタクソ」なのではありません!
私に言わせれば400ccと750ccは同じ二輪でも全く別物なのです。
例えば、パスタの専門家がラーメンを手作りしていきなり会心の一品ができる可能性はほぼありません。
それはパスタとラーメンは同じ麺類であっても全く別物だからなのです。
バイクも同じなのです!
バイクは、排気量や車種が変わればそれぞれ特性が異なり、乗り方も少しずつ異なります。
はじめて乗るバイクで練習をするのですから、全くの1から初心に帰ることが重要です。
「はじめてのバイクだからできなくて普通、できたらすごい」くらいに思っておいてトントンです。
「自分はこんなではない」とか「もっと乗れると思った」とか「自信を無くした」とか思う必要は一切ありませんよ!
そんなことに神経を使う暇があれば、しっかりコースや課題走行のお約束や法規走行手順を覚えましょう(^_^)/。
心得の条3 慌てるべからず!急ぐべからず!
「自分は~回までに合格します」「~回しか受けられないんです」と言った人で、本当にその回数で合格した人は、今までにほぼいませんでした。
そういった台詞を言う人の多くは、練習量まで少なくしようとする傾向があります。
できるだけ早く免許を取得したい。
できるだけ安く免許を取得したい。
その気持ちはよく分かります。
しかし限度があるのも事実です。
「一発試験」でいえることは「急がば回れ」です。
例えば「1回合格宣言」をした人がいたとします。
受験本番でその人の頭の中はどのような意識が支配していると思います?
「合格しないと!合格しないと!」と思いながら走っているのです。
そういう人に限って日頃しないミスを本番でやらかして不合格となります。
走っているときは、合否のことではなく「次はあそこで右にウインカー・オン」とか、「次の右折の進路変更はあのセンターラインまでに済ませる」とか、試験の内容を考えていなければならないのです。
合否はその後の問題ですからね。
「急がば回れ」ですよ!
心得の条4 指導員には何でも質問すべし!
日頃抱いている、ちょっとした疑問!
「まあ聞かんでもいいか!」と思っていた些細なこと!
それが試験本番になって「あ、やっぱりあれどうするんなったっけ?」という意識が頭の中に芽生えてしまい、結局法規走行に集中できないことがあるのです。
試験本番までに些細な小さな疑問でも遠慮なく質問して、不安材料をなくしておくことも重要なポイントです。
また「質問がでる」ということは、それだけ「学習量が増えている証拠」ですから、やはり合格を近くに引き寄せることができるのです。
心得の条5 運を天に任せるべし!
「一発試験」にはやはり重要な要素になるんですよ、、、『運』も!
例えばコース!
試験日当日になって「先生、今日は1コースにかけます。」という人がいます。
で、コース発表でその日が1コースであることが発表されたとします。
これはもう『運』がよかったとしか言いようがありません。
逆に試験本番で何かミスをしたとします。
『運が悪かった』と軽く考えた方がいいです!
悪く考えたり、くよくよすると、また別のミスを誘発する場合が多いですから、、、。
心得の条6 一回目の試験は「とりあえず試験慣れ」を目的とせよ!
1回目の試験からあまり気合を入れすぎたり、結果を求めすぎたりしないように!
やはり「練習」と「本番」では、気持ちの持ちようが違いますからね。
あまり気合を入れすぎて、自分にプレッシャーをかけすぎないほうが良い結果が望める場合が多いです。
『一回目は試験慣れ!』
この精神で肩の力を抜いて、初回の試験に臨むべし!!